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幻の112 孤島の村

プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了

昼間は人の姿をとり、夜になると人を喰い殺すという人狼。その人狼がこの村にも紛れ込んでいるという噂が広がっていた。
事態を憂慮した村人達は人狼に関する話合いの場を設けることにした。
村長の娘 ソフィー が参加しました。
村長の娘 ソフィー
まだみんな集まってないみたい……。
少女 エリーズ が参加しました。
少女 エリーズ
むかし、むかしのお話です。
とあるところに、一人の男の子と一人の女の子が居ました。
少女 エリーズ
男の子は重い病を患い、日々を病院で暮らしていました。
女の子はそんな男の子の元へと1日置きにお見舞いに訪れていました。
1年前は受け入れ難い事も、今はもうどこかで慣れてしまっていたのです。
当時はあまり笑わなかった男の子も、最近は女の子のする学校の話に笑顔を見せる様になって来ました。
少女 エリーズ
そんな日が幾つも重なって。
笑顔も少しずつ折重なってゆくのだと。
信じ、寄りかかりたくなる様なある日の午後でした。
日は高く、病院の庭先に出た二人を照らします。
車椅子を押す女の子と、其れを受け視線を巡らす男の子。
少女 エリーズ
揺れる紫陽花を眺め男の子が呟きました。
「幸せってなんなのかなあ?」
問い掛けは小さく木霊します。
二人の間に暫しの沈黙を産みました。
少女 エリーズ
「なんだと思うの?」
沈黙は女の子の優しい声に遮られました。
男の子からは背に居る女の子の顔は見えません。
けれど声は、男の子にとって笑っている様に聴こえました。
少女 エリーズ
「わからない。未だよくわからないよ。」
だから男の子は、優しい声で。
笑いながら、其れが答えなのだと強く思い。
「わからない」と口にしたのです。
少女 エリーズ
男の子の返答に、再び生まれた暫しの沈黙。
やがて女の子はぽつりぽつりと。
まるで日差しの良い、この合間を縫う様に。
天気雨のように、言葉が降り始めます。
少女 エリーズ
「幸せって、なんだろうね。
 きっと、…そうやって悩める事。
 お庭に出れる事、紫陽花が綺麗な事。
 痛くても辛くても悲しくても。
 毎日が続く事が、嬉しい。」
少女 エリーズ
その雨音は「幸せ」とは少し異質でした。
ただ、天が気紛れに降らせた様に。
女の子は男の子にしとしとと降らせたのです。
女の子なりの幸せ、の形でした。
少女 エリーズ
男の子は笑いもしなければ怒りもせず。
ただ静かに頷きました。
其れを見て、「戻ろうか」と。
女の子の零す言葉と共に車椅子は病院内へと進み出します。
少女 エリーズ
やがて車椅子がベッドの前へ辿り着くと。
男の子はその道のりの上でずうっと考えて。
云おう、云おうと思っていた言葉を紡ぎました。
少女 エリーズ
――…ん?
少女 エリーズ
おねぇちゃーん。
レベッカおねぇちゃーん?
この字、なんてよむのー?
わかんないよー、おねぇーちゃーん?
少女 エリーズ
……おねぇちゃん?
いないのー?
むー。
少女 エリーズ
…と、見える……もに?

いいや、飛ばしちゃえ。
少女 エリーズ
翌朝、目が覚めると其処はいつもと違う光景でした。
白い天井、白い壁。
整えられたシーツやベッドは無く。
"見慣れた"自分の部屋だったのです。
少女 エリーズ
目が覚めた耳には声が残ります。
問い掛けたはずの声でした。
でも其れは男の子の声ではありません。
女の子の声だったのです。
少女 エリーズ
耳には確かに残っているのに。
口には何も感触がありませんでした。
聴いたのに、奏でた音は残りません。
元々あったのかも、男の子は思い出せませんでした。
少女 エリーズ
其れでも今は奏でられるのでしょうか。
あの頃は無理でも今ならば。
そしてこの先もっと上手く奏でられるかもしれません。
しかし其れを聴くものは居ませんし、
聞かせたかった人も居ません。
少女 エリーズ
ただ、こうして会える事が。
未来と今がある事が。

奏でる理由になるのだと笑う、でしょうか。
少女 エリーズ
おわり。

めでたしめでたし。
少女 エリーズ
おねぇーちゃん?
わかんないよー。
其れに面白くないー。
もっと面白い本、ないのー?
少女 エリーズ
もー。
勝手に部屋に入っちゃうよー。
好きなの借りるからね?
少女 エリーズ
えへへへへ
少女 エリーズ は去りました。
医師 ジロラモ が参加しました。
医師 ジロラモ
私はDr孤島と呼ばれています。
医師 ジロラモ
今度この島の診療所にやってきた医師です
医師 ジロラモ
みなさんよろしくお願いします。
医師 ジロラモ
さーてって、まずは院内の掃除からだな。
医師 ジロラモ は去りました。
料理人 カテリーナ が参加しました。
料理人 カテリーナ
いざ進めやキッチン~♪
料理人 カテリーナ は去りました。
旅人 ビクトル が参加しました。
旅人 ビクトル
作業しながら待ってるよ。
旅人 ビクトル
時間帯が早いのかな…?
花屋 ジジ が参加しました。
花屋 ジジ
私もアレンジを作りながら待ちます。
旅人 ビクトル
おや、ジジこんばんは。
花屋 ジジ
あら、ビクトルじゃない。
こんばんは。
旅人 ビクトル
奇遇だね、まったり待とうか。
花屋 ジジ
そうね。ゆったりしましょうか。
旅人 ビクトル
気付いたら赤玉になってるなぁ。
更新前後は気をつけないと…。
花屋 ジジ は去ったようです。
旅人 ビクトル は去りました。
詩人見習い レベッカ が参加しました。
詩人見習い レベッカ
まだ誰もいないのね…
仕立て屋 ミカエラ が参加しました。
仕立て屋 ミカエラ
あら、こんばんは。
行商人 エドワール が参加しました。
行商人 エドワール
やあ
仕立て屋 ミカエラ
こんばんはエド。
行商人 エドワール
こんばんは。エリの話を読んでいたんだ
詩人見習い レベッカ は去ったようです。
行商人 エドワール
あれ、レベッカまたね
仕立て屋 ミカエラ
あらら、レベッカまたね。
仕立て屋 ミカエラ
エリの読んでた本ね。
絵本って今読むとなかなか深いわよね。
行商人 エドワール
そうだよなあ。稀に深く考えさせられる。
仕立て屋 ミカエラ
昔は…なんでしょ。
お話を知る事自体が面白かったというか。そこまで考えなかったものね。
行商人 エドワール
だよなぁ…

それにしてもエリーが読めなかった字って何だよ・・・気になる・・・
仕立て屋 ミカエラ
そうね。あの本、誰のかしら?
借りれたらいいのだけれど…。
行商人 エドワール
あれは・・・レベッカの本…なのか‥?
仕立て屋 ミカエラ
そっか、レベッカなのかしら…?
エリから借りるっていう手もありよね。
行商人 エドワール
ああ、その手もあるのか。
エリかレベが来てくれると嬉しいな。
召使い アリス が参加しました。
召使い アリス
む・・・難しそうなお話ですけどちゃんと読んでみたいですね、その本。エリーズさんが読めなかった字のことも知りたいし。
仕立て屋 ミカエラ
そうね、それにしても今日は人の集まりが…。
ってアリス。こんばんは。
行商人 エドワール
アリスこんばんは。
幸せって何だろうな、本当に。
召使い アリス
こんばんはミカエラさん。すごく哲学的なお話ですよね・・・人それぞれに答えは違うし。
召使い アリス
エドワールさんもこんばんは。
仕立て屋 ミカエラ
幸せね…。本当に難しいわ。
でも、そうね。私は今幸せよ。
それでいいと思ってるの。
召使い アリス
私もそうですねぇ・・・今が一番幸せかもしれません。
行商人 エドワール
自分が幸せ、満足。
…そう感じればどんなに貧しくても金持ちでも関係ないんだろうな。
幸せという感じ方は人それぞれだからな。不思議だ。
仕立て屋 ミカエラ
人の心って本当に不思議よね、ふふ。
召使い アリス
何気ない一言がその人に大きい影響与えたりしますもんね・・・。いい意味でも悪い意味でも。
召使い アリス
難しい事だらけです。
行商人 エドワール
理屈なんてないもんな…
仕立て屋 ミカエラ
人に良い影響を与えてたら、いいんだけどね。
傷つけてたらと思うと、怖いわ…。
召使い アリス
そうですよね・・・どこで間違ったか、なんてすぐにわかりませんし。
召使い アリス
間違いに気付いたときにはもう遅い、なんて事だってありますし・・・。
仕立て屋 ミカエラ
悲しいわね…。
召使い アリス
でも私は結構去年の今頃よりは前向いてられるようになりましたよ。ここにいる皆さんも含めて周囲の方のお陰です。
召使い アリス
ちょうど去年の今頃、一番塞いでたし最悪な時期でしたから・・・
行商人 エドワール
そう思えるのも幸せの一つなんだろうな。

その最悪な時期から抜け出せたようでよかったよ。 >アリス
召使い アリス
完全ではないですけどね。今も思い出しますし。
仕立て屋 ミカエラ
あら、そうなの…?
以前より良くなれたと思うようになれたなら良かったわ。
思い出すのは悪い事ではないわよ。これからよ。
召使い アリス
思い出すというか・・・時々(叶わないとは知ってても)会いたいってのはありますね。実は今日、先住犬の一周忌なんです。
仕立て屋 ミカエラ
あらま…。そうなの…。
寂しいわね。私もわかるわその気持ち。
召使い アリス
13歳、だったかな。一緒に年越せると思ってただけにすっごく悲しかったです。まぁうちの家系犬好き多いんでちゃっかり二世がいますけどね・・・(笑
仕立て屋 ミカエラ
2年経っても、死んだ兎に会いたいもの。
もっと長生きできるようにしてあげれば良かったと後悔ばかりよ。
召使い アリス
去年の年末ってほんとに何にも手ぇ付かなかったなぁ・・・懐かしいw
仕立て屋 ミカエラ

2世も大事にねw
召使い アリス
かわいいですよwちょうど5ヶ月ですw
楽天家 ルネ が参加しました。
楽天家 ルネ
・・・・
召使い アリス
ルネさんこんばんはー
仕立て屋 ミカエラ
ルネこんばんは。
どうしたの、黙って。
楽天家 ルネ
俺を敬え
楽天家 ルネ
俺がいなきゃ君たちはゲームができないわけだ
仕立て屋 ミカエラ
敬う、ねぇ。具体的には?
行商人 エドワール
あ、ルネこんばんは。
召使い アリス
あー・・・また今度来ればいいかなーとかちょっと思ってしまったんですけど・・・。
行商人 エドワール
うむw同感だw
行商人 エドワール
あと一人か…待ってみるか。
召使い アリス
どの道あと1人ですよね。ルネさんが来ただけでは始まらないですし。そりゃ開始には近くなったから感謝してますよ?
楽天家 ルネ
あー突然死するかもー
仕立て屋 ミカエラ
ふむ、ここまで待って人が居なくなるのは寂しいわね。
楽天家 ルネ
したらごめん
召使い アリス
それはやめましょwなるべくでしたら
仕立て屋 ミカエラ
しないように気をつけなさいよw
行商人 エドワール
突然死する恐れがあるのならやめたほうがいいだろw
鍛冶屋 ロレンツォ が参加しました。
鍛冶屋 ロレンツォ
じゃ俺には投げキスでもしてくれ。それで参加しよう。
楽天家 ルネ
って言う人がいたことを知ってるかな?
召使い アリス
あらあら。ロレンツォさんこんばんは。
鍛冶屋 ロレンツォ
エドとルネのはいらんぞ。
鍛冶屋 ロレンツォ
こんばんわ
仕立て屋 ミカエラ
こんばんはロレ。
楽天家 ルネ
ちゅっ
行商人 エドワール
断られた・・・こんばんはろれんちゅっ
鍛冶屋 ロレンツォ
そわぞわぞわ
仕立て屋 ミカエラ
>ルネ
知ってるわよ。
意地悪ねぇ
仕立て屋 ミカエラ
ロレ、来てくれてありがと♪(ちゅっ
召使い アリス
これでめでたく開始ですねw
鍛冶屋 ロレンツォ
俺…逃げていいかな。ルネに襲われる。むしろエドがテクニカル
鍛冶屋 ロレンツォ
ミカさんきゅー
仕立て屋 ミカエラ
めでたしめでたし、ね。
行商人 エドワール
うほっテクニカルと言われてしまった
めでたしめでたし
召使い アリス
ごめんなさい・・・ハニーをひざまくらしてるので(ぇ
鍛冶屋 ロレンツォ
ハニー?
仕立て屋 ミカエラ
ハニーが膝にいるなんて、アリスってば、この、幸せ者!
鍛冶屋 ロレンツォ
むしろエドから逃げないといけないようだ…がくぶる…
産婆 エンドラ が参加しました。
産婆 エンドラ
こんばんは
召使い アリス
その・・・5ヶ月のちっこいわんこ君ですが((
行商人 エドワール
幸せ…ってなんだろうな…
くっ…!

逃げなくても良いのに…
仕立て屋 ミカエラ
あらエンドラ。こんばんは。
鍛冶屋 ロレンツォ
お、いいずさ
行商人 エドワール
エンドラこんばんは
召使い アリス
こんばんはー。
鍛冶屋 ロレンツォ
エンドラこんばんわだ
召使い アリス
湯たんぽにもなる可愛い子ですよw
楽天家 ルネ
抹茶ロールケーキ
行商人 エドワール
ルネーいるかー?
行商人 エドワール
おお、いたいた
楽天家 ルネ
What?
行商人 エドワール
無事始められそうだw
次の日へ